ハロウィンの名前の由来
ハロウィンHalloween という言葉は、キリスト教のすべての聖人と殉教者を祝う諸聖人の日の前夜祭 Hallowed evening(ハロウドイヴニング)に由来しています。
ハロウィンもしくは、ハロウィーンという言葉は、キリスト教に由来する11月1日の諸聖人の日(一年のうちのある一日にすべての聖人と殉教者を祝う日)の前の晩である”Hallowed evening(ハロウドイヴニング)” “holy Evening(ホーリーイヴニング)”を意味しています。
スコットランド語では、eveは、evenといい、発音がeenとなることから、All Hallows Evening (すべての聖人の日)がHalloweenとよばれるようになりました。
ハロウィンは、10月31日に様々な国で毎年行われる祭りとなっています。
◆hallow:崇める、清める、神聖なものとする
ハロウィンの起源
ハロウィンが祝祭日となったのは、19世紀以降。 アメリカに、アイルランド、スコットランドからの移民がたくさんやってくるようになり、アメリカで定着。
現代のキリスト教会では、ハロウィンの習慣は、キリスト教の行事ではないとするのが一般的で、教会行事ではなく、娯楽としてなら、参加してもよいとする教会も多いようです。
トリック・オア・トリート
「お菓子をくれないと、いたずらしちゃうぞ!」という意味のTrick or Treat。
仮装した子どもたちが隣家の玄関の前に立ち「Trick or Treat!」というと、近所の人が玄関をあけて、お菓子をくれるという習慣。
このトリック・オ・トリートの習慣は、北アメリカでは1920年代後半頃からでてきました。10月31日の午後5:30-9:30頃に行われ、この行事に参加してもよいという家庭はその印に、玄関まわりに蜘蛛の巣(人工)や骸骨、ジャックオーランタン(かぼちゃをくりぬいて作るランタン)などを飾り付けておきます。
トリック・オア・トリートの起源
トリック・オア・トリートは、中世後期のキリスト教のsoulingの行事に似ています。貧しい物乞いが11月1日の諸聖人の日Hallowmasに玄関を訪ね歩き、11月2日の全ての死者の魂のために祈りを捧げる日:All Souls Dayに、死者のための祈りと引き換えに食べ物を受け取るという行事です。
仮装をするという習慣は、悪霊と同じ姿になり、悪霊を鎮めようとするケルトの伝統にまでさかのぼります。
トランク・オア・トリート Trank or Treat
近年では、Trank or Treatという行事が北アメリカでよく見られます。教会や学校の駐車場で、参加者がトランクを開け、その中にお菓子やジュースを入れ、仮装してくる参加者に振る舞い、一緒にバーベキューを行う形式で、子供達に各家を訪ねさせるよりも安全で親も管理しやすく、皆でハロウィンの日を祝うスタイルです。
教会などでは、普段教会から足が遠のいている地域の人や友人などが教会を訪問できるようこのTrank or Treatを教会の駐車場などで行う、などしているようです。
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