二十四節気(にじゅうしせっき)
今月も二十四節気から。
- 清明(せいめい)(4月5日ごろ)2019年は4月5日
春先の、清らかでいきいきとした様子をあらわす「清浄明潔」という語を略したもの。この時期は、万物がすがすがしく明るく美しいころです。 - 穀雨(こくう)(4月20日ごろ)2019年は4月20日
この時期に降る春の雨は、穀物を潤すといわれています。農業を営む人々にとっては、種まきなどに適した時期なので、農作業の目安にもなっています。
4月の年中行事
4月にある、おもな年中行事をご紹介します。
●お花見●

花見といえば! お花見弁当!
晴れた日に、レジャーシートを広げて桜の木の下で食べるお弁当はやっぱり格別! でも、その準備に追われたり、お母さまが気負って疲れてしまっては意味がありません。特別なお弁当にしなくとも、簡単におにぎりをつめて、何か一品お花見仕様のものを入れてみたり、あとはちょっとした飾りでお花見の雰囲気を盛り込むだけでも十分!
そこで、お花見やこれからの行楽シーズンにぴったりな、おすすめ・簡単・見映えレシピをいくつかご紹介しますね。
←サクラエビとでんぶを使った、ピンクの卵焼き!
卵焼きもひと工夫で、お花見にもぴったりなかわいらしい一品になるんですね。そしてなんとこちら、あの「リカちゃん」のレシピなのだそう!
←彩りがなんとも春らしい、三色おむすび!
小松菜、お新香類を上手に使った、見た目にも華やかなおむすびですね。
←桜のいなり寿司!
こちらの装飾が大変参考になります。ハムを使っているのだそう。ほかにも魚肉ソーセージなどのピンクを活かして、桜型や花びら型にくりぬいて、ポテトサラダやおにぎり、おいなりさんの上にちらすだけでもお花見ムードが高まりますね!
←ちょっと前から話題の「おにぎらず」も、ゆかりふりかけ、春らしい配色の具材を使えばお花見仕様に!
お花見しながら食べたい! お花見定番スイーツ「桜餅」
お花見スイーツの定番といえば、「桜餅」! 桜色に色づけした餅を、桜の葉の塩漬けで包んだものですが、関東風と関西風があるのをご存知ですか?
関東風は、小麦粉の生地を焼いた皮で、あんこを巻いたクレープ状。隅田川沿いの桜の葉を使って長命寺の門前で売り出されたことから、「長命寺」と呼ばれています。「関東風」「江戸風」とも呼ばれます。
一方関西風は、もち米を蒸して乾燥させて粗挽きした「道明寺粉」で作った餅で、あんこを包んだタイプ。つぶつぶした食感が特徴で、「道明寺」と呼ばれています。「関西風」「上方風」とも呼ばれています。
ちなみに、どちらのタイプも桜の葉を塩漬けしたものでくるんでいますが、そうすることによって、「桜の葉の香りづけ」と、「お餅の乾燥を防ぐ」効果があるようです。お餅と一緒に葉を食べるか食べないか、は、正解がとくにあるわけではなく、好みのようです。
お花見定番スイーツ、「花見団子」も忘れずに!
まさに、「花より団子」になってしまいますが、三色のお団子も昔からお花見のお供として親しまれてきたものとされています。三色の並びもだいたい、赤(桜色)・白・緑、と決まっています。それぞれの色に託された意味ですが、桜色で「春のよろこび」を、白で雪をあらわし「冬の名残り」を、よもぎの緑は「夏のきざし」をあらわしていると言われています。
▶︎▶︎子どもと楽しむお花見のアイディア①:「花びらキャッチ」
▶︎▶︎子どもと楽しむお花見のアイディア②:「お花見団子を手作り!」
お花見団子を、お子さまと手作りしちゃいましょう! 白玉感覚で作れるレシピを見つけたので、ぜひお子さまにこねてもらって、おやつ作りを楽しみましょう。お豆腐を入れていてすぐに硬くなることがないので、お団子をつくったら、お花見のお供に♪
手作り団子で、お子さまのお花見の楽しみも倍増です。
●入学、進級●

気持ち一新! 進学時に新調したいおすすめアイテム!

絵本バッグを新調するなら、ドレスのようなとびきりかわいいデザインが魅力の「プリンセスレッスンバッグ」がおすすめ! A4サイズのファイルが楽々入るビッグサイズです。
●エイプリルフール(4月1日)●

●十三参り(4月13日)●
十三参りとは

十三参りの服装
女の子は、本絶ち(大人の寸法)の肩上げした着物(晴れ着)を着ます。そして、帰宅したらすぐに肩上げで縫い上げていた糸をほどくというのが正式な儀礼です。
男の子の服装は羽織袴姿が正式な儀礼となります。
ただ近年では、必ず着物(晴れ着)や羽織袴でいかなければいけないということはなく、ワンピースやスーツ、学校の制服で参拝する人が増えています。
十三参りをおこなう地域にとっては、本当に七五三のような感覚の、人生の節目として大事なイベントなんですね。この年齢は、小学生から中学生にもなり、なにかと不安定になる時期と言われています。そんなときだからこそ、親子で一緒にお参り、素敵な風習ですよね! 七五三でも「ハーフ成人式」でもないこのイベント、今後もしかしたら関東でも徐々に浸透していくかもしれませんね。
⚫️イースター(3月末~4月末のどこか)⚫️2019年は4月21日!


イースターって何をする?
一般的に欧米では、クリスマス同様、家族でご馳走を食べてお祝いするそうです。卵を使った料理や、ゆで卵がふるまわれたりするのだとか。
また、イースターエッグと呼ばれるカラフルに染められたゆで卵を家や庭に隠して探しあてさせるエッグハント、卵を割らないように転がして遊ぶエッグロール(卵転がし)、スプーンに乗せた卵を割らずに誰が一番早く運べるかを競うエッグレース、といった、子どもの遊びもあります。
卵は「生命のはじまり」を象徴しているため、イースターでは象徴的なアイテムとして扱われているのです。またウサギは、たくさん子どもを産むことから、豊かな生命の象徴とされています。
キリスト教徒にとっては神聖な大切な日。ゆかりがない人も、その意味を知ったうえで春のお祝いとして、イースターを楽しみたいものですね。
イースターパレード in New York
ニューヨーク五番街では、毎年イースターパレードが行われているそうです。歩行者天国になった通りに、カラフルな花やイースターエッグを飾り付けた帽子、「イースター・ボンネット」をかぶったり、イースターバニー(うさぎ)に扮したりした人々が入り乱れるイベントなようです。「仮装」といえばハロウィンがあるので、どちらかというと、きれいに着飾ったり、正装+イースターボンネットでおしゃれする人が多いのだとか。春の到来にもふさわしい、見た目にも華やかなイベントですね!
▶︎▶︎子どもと楽しむ「イースター」のアイディア①
週末や春休みをいかして、お友達とイースターパーティーをしてみてはいかがですか? 口実はなんだって(笑)、お友達とこの時期にパーティーするなら、カラフルな色がテーマのイースターはもってこい! かわいくパステルカラーのお洋服をテーマに集まったり、卵料理をメインにした持ち寄りランチパーティーや、市販のイースター限定おやつを用意しておやつパーティーでも、手軽に春のお祭り気分を楽しめますょ。
このほか、コアラのマーチやパックンチョ、カントリーマアムなどおなじみスナックも、イースター限定パッケージのものが出るようです。お買い物のさいにぜひ探してみてくださいね!
▶︎▶︎子どもと楽しむ「イースター」のアイディア②
パステルカラーや、ウサギ、卵、といったモチーフをテーマに、お部屋を装飾しましょう。
卵型に画用紙を切り、そこにお子さまに絵を描いてもらったり、シールやマスキングテープ、折り紙をちぎったものなどでデコれば、お部屋も華やぐかわいいインテリアになりますょ。
▶︎▶︎子どもと楽しむ「イースター」のアイディア③
テーマパークへ、街へ、春を探しに行きましょう! イースターのイベントといえばやはりメジャーどころは、東京ディズニーリゾートやUSJですね。ただでさえわくわくがたくさんなテーマパークも、イースターともなれば華やかさも一層増し、春を感じるにはもってこい! ぜひ、パステルカラーのチュチュをはいたり、フラワーティアラや華やかなハットの飾りを身につけて、春気分を満喫して!
●よい子の日、よい歯の日、よい夫婦の日●
●昭和の日(4月29日)●
昭和天皇・裕仁氏の誕生日、として、存命中からこの日は法定祝日でした。亡くなってからこの「天皇誕生日」だった4月29日は、平成元年(1989)以降「みどりの日」と呼ばれることになりました。
「みどりの日」の由来ですが、「生物学者であり自然を愛した昭和天皇をしのぶ日」として名づけられました。中にはまだ「4月29日はみどりの日」という印象が強い方もいらっしゃるかと思いますが、2007年からは「昭和の日」と休日の名称が改められています。その意図としては、「激動の日々を経て、復興を遂げた“昭和”の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」、ということらしいです。そして「みどりの日」は5月4日に移動して、今もカレンダー上に存続しています。
今の天皇陛下の誕生日である12月23日が、今は「天皇誕生日」としての祝日になっています。
ちなみに、「文化の日」にあたる11月3日は明治天皇の誕生日であった日であり、戦前には「明治節」(明治時代には天長節)という祝日でした。
一年のなかでも過ごしやすく、明るいこの季節を、年中行事をご家庭でも取り入れながらも、ぜひ楽しんでください!