カジュアル辞典・1|スウェットの起毛? 裏起毛?

2017年、これまでフォーマルシーンを彩る子供ドレスやワンピースが主軸だったキャサリンコテージも、カジュアル商品の積極的な取り扱いを始めました。

そしてAutumn/Winterシーズンも、かわいくてお手頃価格な普段着がどんどん登場しています! まだ販売を控えているものも多くあるのですが、ひと足先にサンプル商品を手に取った私やスタッフ内でも、カジュアル製品を扱い始めたことによって混乱を招いていることがいくつか出てきています・・・。

そこで。紛らわしい単語や、これから本格販売が始まるニット製品の扱いについてなど、日々のお洋服選びのハテナを解決する「カジュアル辞典」を書くことにしました!

カジュアル辞典①では、スウェット素材の衣類でよく目にする言葉で、スタッフ内でも混乱を招いている「裏毛」「裏起毛」についてです。

裏毛? 裏起毛??

カジュアルコーデに欠かせない、スウェットアイテム! キャサリンでもカジュアルを多数扱い始めたことで、デイリーコーデを彩るキュートなスウェットアイテムがたくさん登場しています。




スウェット素材を使ったカジュアル商品ページには、たびたび文章中に「裏毛タイプ」「裏起毛タイプ」と言った表記が出てきます。特に最後に画像紹介したネイビーのワンピース、「秋冬チュニックワンピース」は、デザインがAラインタイプ、裾リプタイプと2種類ある上に、「裏毛」「裏起毛」とあるので、ちょっと混乱しがちです。



この「裏毛」「裏起毛」とは、ずばり、スウェット生地の裏側(内側)の状態のことを指しているんです。

裏毛

まず読み方は、「うらけ」です。「うらげ」、ではありません。



裏毛は、別名「スウェット裏パイル」ともいい、タオルなどパイル地のような裏糸をループ状に編み込んだ生地のことをいいます。

スウェットは「汗」もしくは「汗をかくための」という意味であり、吸水性に優れ、サラっと着られることが最大の特徴。ゆえに、スポーツ用品にスウェット素材のものが多く=カジュアルなイメージが強い、といったところでしょうか。
パーカーやパンツなど、ペラペラな印象はなく、割としっかりとしているものが多いです。

キャサリンコテージでも、裏毛スウェット素材のものは、「通年着られる裏毛」「シーズンレスな裏毛」「サラッと着られる裏毛タイプ」などといった表記をしています。

裏起毛

一方「裏起毛」ですが、そのまま「うらきもう」と読みます。



裏起毛は、裏地を毛羽だたせた生地のことです。「起毛」といった名前からなんとなく毛羽立たせているイメージはすぐにわきますよね!
毛羽立たせているため、生地は少しボリューム感を持ち、保温効果はもちろん、そのなめらかな感触こそが裏起毛タイプの魅力です。特に寒い季節に向いている素材であると言えますね。

キャサリンコテージでは、裏起毛タイプのものは裏毛と区別するために、「あったか裏起毛タイプ」と表記するようにしています。

裏シャギー!!?

さらには最近、「裏シャギー」なるものも出てきています。「シャギー」も毛羽立たせる、の意味ですので、基本的には裏起毛のことです。

キャサリンコテージでは、「裏毛」「裏起毛」でもすでにまぎらわしいいのに、そこにくわえて「シャギー」なんて増やしたくないので基本「裏起毛」でひと括りにしていますが、ただ、企画担当者によっては「これはちょっと毛足が長めなのでシャギーにしてください!」とこだわりを持っている場合もあり、その場合は「裏シャギー」と表記することもあります。

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